ORGANIC Lunch Bucket Chalk Bag

ORGANIC Lunch Bucket Chalk Bag


ボルダリングカルチャーと常に共にあるブランドORGANIC CLIMBING。
一目で分かるデザインとカラーリング、そしていつまでも愛用できるタフさで、多くのクライマーに愛用されています。
数あるプロダクトの中で今回ピックアップするのは、初期プロダクトの一つLunch Bucket Chalk Bagです

Lunch Bucket Chalk Bagと言えばロールダウンで使いやすく、アソートカラーが可愛いくORGANICの中でも随一の人気アイテム。
そんなLunch Bucket Chalk Bagの始まりはアメリカのワオミングの岩場でした。
ORGANICのオーナーのJosh Helkeは、たびたびワオミングの岩場でクライミングや開拓をしていました。ただ当時のチョークバックは腰付け方やポッド型が主流で、起伏の激しいワオミングの岩場で使用していると、ふとした瞬間に転がってどこかへ行ってしまい困っていました。

何か転がらない形は無いかと考えて時に、自宅にあったコーヒーパックの形にインスピレーションを受けて開発されたのが現在のスクエア型でした。

落ち葉がくっつかなく、汚れに強いという理由でコーデュラ生地もこの時から使っており、今現在ではほぼ全てのORGANICアイテムに使用されています。

そんな理由で作り出されたLunch bucket chalk bag、現在ではサイズ違いや素材を変えたバージョンも作られているものの、オリジナルのLunch Bucket Chalk Bagは当初の形から今までで変えたのはなんとバックルの素材だけだそうです。
岩場の経験から作られたプロダクトデザインが、今やコンペシーンでも普通に使用されているのは面白いですね。

またORGANICの代名詞でもあるアソートカラーも実はこの頃から始まっていました。ORGANICのアイテムは当時からカラーを定めず、様々なカラーを作っていました。ただ言葉どおりガレージブランドとして始まったORGANIC、様々なカラー生地を買うだけでも一苦労、チョークバッグやパッドを作った時に端材を捨てるのすら惜しい、そこで端材を上手く利用して作っていたのがアソートカラーの始まりです。

この伝統は今でも受け継がれており、制作する人が好きなようなカラーやデザインを選んで作っているので、作り手ひとりひとりの個性が出ているそう。
ちなみにJosh本人はシンプルなラインやトライアングルのデザインが好きだそうです。


 今や岩やコンペのクライマーに垣根なく愛されるLunch bucket chalk bagですが、
その始まりはなんともクライマーらしさが溢れたエピソードばかり。

ちなみにワオミングから始まったORGANICですが、今は拠点をペンシルベニアに自社工場を建てて生産しています。規模が大きくなった今でもMADE IN USAを貫く数少ないブランドです。
当のJoshは最近地元に建ったジムにある、現代クライミング課題が新鮮で楽しいらしく、ここ数年で一番クライミングしているかもしれないとのこと。
いつまでもクライミングを愛するクライマーが作るブランド、これもまたORGANICの大きな魅力の一つかもしれません。

 
ORGANICオーナーJosh Helke

JoshORGANICアイテムのこだわりを聞いたところ
“Keep it simple and strong.”
まさにORGANICの良さを詰め込んだ一言です。

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